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進行中プロジェクト

第8回 小屋から始まるコミュニティDIY

2016/05/12 Thu

*7/9(土)T邸の完成内覧会決定!詳細はこちら
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初夏の緑が眩しいGWの最後の週末、葉山町堀内でリノベーション中のT邸で、エンジョイワークスがイベントを開催させていただきました。
これは2016年の葉山芸術祭にも参画している「地域で紡ぐ、空き家再生ストーリー。」と題した全3回のイベントの第2回にあたる会で、T邸の小屋の再生をイベント参加者たちによるDIYで行わせていただく、という内容でした。

近年増え続ける空き家の問題に対し、社会はまだ解決のための明確な答えを出せていません。多様な要因が複雑に絡み合ったこの大きな問題に対して、行政や不動産業者をはじめとする事業者だけでは、いまひとつ効果的なアプローチができていないように感じます。そんな中、我々エンジョイワークスは「コミュニティの力」に解決の糸口があるのではないかと考えています。

地域の空き家を、その地域に住む人々や、関心を寄せている人々によって形成されたコミュニティの力によって再生すること。ケースバイケースのきめ細かな対応や継続的なケアが必要になる空き家問題に対して、このネットワーク化された草の根の力が有効に働くのではないか?
そんなアイデアを、皆で試し、感じてみるために企画したイベントです。
施主Tさんは、この試みに対して、快く場所を提供してくださいました。

予報では雨も懸念されていたこの日、打って変わって暑いぐらいの日差しが降り注ぐ快晴となりました!
小屋や古民家、空き家、DIYといったテーマに関心を持つ仲間が、遠く他県からも大勢集まりました。また、T邸の近所に住む葉山住民の皆さまの飛び入り参加も多数あり、予想を超える人数がT邸に集結。
リノベーションの施工を担当しているダブルボックスの代表和田さんに先生になっていただきながら、小屋の外壁の塗装と、小屋内部にTさんご要望の棚&座卓を作る、という2つの作業をチームに分かれて行いました。

味わい深い、という表現もできますがかなりボロボロだったT邸の小屋。
屋根を葺き直し、一部剥がれ落ちていた外壁は新しい板で補修を済ませ、残すは仕上げのペンキ塗りです。小屋と言えども、それなりに面積のある外壁。先生の指導のもとサッシ部分や基礎部分の養生を済ませ、施主Tさんにペンキの色を決めていただいて、みんなで手分けして塗装しました。
女子の皆さんも足場に登って大活躍。みるみるうちに壁の色が変わっていきました!

一方、母屋の室内では、棚に用いる木材の切り出しを同時進行。電動の丸ノコの使い方から、ダブルボックス和田さんに教えてもらいます。
切る位置を決めたら、角材をビスで仮留めして定規のようにガイドを設置し、それに丸ノコを添わせながら切っていくんですね~。

「丸ノコの回転上、後ろにすっぽ抜けることはないんです。ただ、上へ反発する力は働きますんで、しっかり下へ押し付けるようにして切ります。でも押し付けすぎると今度は前に進まないってことになるので、その辺の加減をうまく摑んでください」

なるほど~!
現場ならではの、説明書には書いてないようなそういうコツ!
DIYをやり込んでいる方にも、初心者の方にも分りやすい説明が続きます。

そんな先生の説明を受けて、施主Tさん自ら丸ノコに挑戦!
端から端まで切るのに、思ったより時間がかかります。

「板が思った以上に固くて、なかなか前に進まないもんですね~」

とTさん。
プロは難なくやっているように見えるけれど、板1枚切るのだって大変。
そんな施工の苦労の一端を味わうと、家が完成した時の感慨深さもいっそう増して感じられるのではないでしょうか。

この日は、外壁塗装は皆でなんとか仕上げましたが、小屋内部の棚は目標の4段に対して2段、座卓の姿は全く見えないという結果。しかし力を合わせて無心に取り組んだ皆さんと施主Tさんの顔には、清々しい笑顔が見られました。
自分の興味のあること、得意なことに力を尽くして、誰かのためになるというのは、本当に気持ちがいいものです。一緒に作業をすることで、初めて会った人同士があっという間に仲良くなっていたのも印象的でした。

コミュニティDIYの温かさと可能性を皆で感じることができた1日。参加した全員に素晴らしい時間と思い出をプレゼントしてくださった、施主Tさんに改めて心からの感謝を捧げます。


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第7回 ツツジが咲く頃

2016/04/29 Fri

葉山の堀内で進行中の、小屋付き古家T邸フルリノベーション。季節は春から、そろそろツツジの咲く頃となり、家を覆っていたブルーシートも取り除かれて、初夏の太陽の下、久しぶりにT邸が顔をのぞかせました。

玄関の屋根の上には、2階の掃き出し窓から続くバルコニーを作る予定。
外壁には防水シートが張り巡らされ、新たな化粧が施されることになっています。

構造補強を終えた家の中では、天井や壁の下地、断熱材などが張られ、だんだんと家らしくなってきました!
それにしても庭に面した壁一面の大きな開口部が気持ちいいですね~!

母屋の裏手(小屋のある方)の庭に面したこの部分は、もともとは腰の高さまでの壁と窓というつくりでしたが、せっかくの庭をもっと全面で味わいたいというTさんのご希望から開口部を広げ、折戸タイプの大きな掃き出し窓へとチェンジ。耐力を確保するために、折戸の両脇のガラス窓の内側には、鉄の棒で筋交いを入れました。
庭の満開のツツジがきれいですね!
ここにはウッドデッキも設置される予定です。

また、Tさんのたってのご希望で、リビングには薪ストーブも入れることになりました。アウトドアのアクティビティがご趣味のTさん、薪ストーブのどんな所が良いんですか?と尋ねると「火を眺めるのが好きなんです」と微笑まれました。
その煙突も、屋根の上に設置完了!

引き続き、リノベーションの様子をレポートします。

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第6回 構造補強

2016/03/30 Wed

葉山町堀内の海側と山側のちょうど真ん中あたりにある、パリのシテ島みたいな形をしたユニークな敷地で、築年数不詳の小屋付き古家をフルリノベーション中です。

春先から取り組んできたT邸のリノベーション。いちばんの正念場は何と言っても「構造補強」です。骨組みだけになるまで解体した建物を、現代の基準に即した耐震性へと補強していきます。まずは古い日本家屋によくある束石に柱が乗っかっただけの基礎を、コンクリートで打ち直して足元を固め、その後は傷んだりゆがんだりしている柱や梁を1本1本真っ直ぐにしつつ新しい材に交換したり添え木したりして補強していきます。これらは当たり前ですがすべて職人さんの手作業。

T邸の場合サイズも大きいので、柱の数も多く、かなり根気よくこの作業を続けていく必要があります。
家をすっぽりと覆ったブルーシートの中では、約2ヶ月以上に渡り、補強工事が行われました。

そんな中、今日はお施主Tさんが、奥様とお子さんと一緒に現場の確認にやって来ました。

ブルーシートに覆われた家の中は、ちょっと神秘的な雰囲気です。

Tさんが開口部の大きさを確認中です。今回はフルリノベーションということで、もともとあった壁や窓を一旦取り払って、新たな壁と開口部を設けている場所が多いので、サッシを発注する前にそのサイズなどをしっかり確認しています。

元の壁は一旦取り払いましたが、その後、元の柱と柱の間に、新たに構造用合板を使って耐力壁を設置している箇所も複数あります。
T邸では、大胆な吹き抜けや庭に向いた大きな開口部を設けるなど、間取りも大きく変えるため、建物に必要な強度も新たにしっかりと確保する必要があります。
その、大切な構造補強もようやく終わりが見えてきました。
いよいよ室内の施工が本格化します。

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第5回 新しい足元

2016/02/19 Fri

葉山町堀内の海側と山側の真ん中あたり、いわばおへそのような場所にある、小屋付き古家T邸のリノベーション現場からお届けします。

こちらは母屋の1階です。

築年数不詳というこの家の元々の基礎は、土の地面に束石を置いただけ、という、昔の日本家屋によくあるタイプ。
近代建築に慣れた我々にとっては、この基礎でよく長い年月耐えてきたものだなぁと関心しきりなのですが、やはり今後もこの家を数十年に渡って、Tさんご一家に愛用していただく為には、基礎を磐石なものにしておく必要があります。

ということで、剥き出しだった地面には、新たに基礎が打たれました。

新築住宅の場合だと、更地に型枠を設置してコンクリートを流し込むのですが、古家リノベーションの場合はすでに建物がありますから、その建物の形に合わせて型枠を設置していきます。建物の大引きとピタッと合うように鉄の枠が組まれています。

元々の柱や束石と、新たに追加する基礎がうまく合体するように、型枠を設置。

そして、こちらが数日後の様子です。
きれいに基礎の端が立ち上がってますね~!
T邸では、日当たりの良い南側を一部増床するため、今までは軒下だった所にも基礎を追加しました。

新たな足元が固まりました。
ここから、いよいよ本格的に建物部分の施工へと進みます。

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第4回 基礎の打ち直し

2016/02/06 Sat

葉山町堀内で進む、築年数不詳の古家と小屋のダブルリノベーションT邸。
解体から、補強工事に入りました。

この現場でも、中古住宅調査の専門家である小柳理恵さんと、施工に当たるダブルボックスの大ベテラン和田さんが一緒に入り、構造補強のプランと実際の現場を照らし合わせながら、具体的な施工について検討していきます。
理論・技術・経験・勘を併せ持つこのチーム、本当に頼もしい限り!

古家リノベーションはやはり一筋縄ではいかない場面が多いものです。
そこでエンジョイワークスでは古家リノベーションをご希望のお客様に対して、購入前の意思決定の助けとなる情報を得るという目的と、購入後のリノベーションにあたって必要なことを知るという目的で、専門家による2段階の調査を行うサービスをご提供しています。
*エンジョイワークスの中古戸建リノベーションパックを見る

*中古住宅調査のプロ 小柳理恵さん/和温スタジオ

*「想いの詰まったハコをつくる」ダブルボックス

躯体補強の前に、まず着手するのは基礎の打ち直しです。
古い家では、土の上に束石を置いて柱を載せている、いわゆる「基礎が無い」ケースもしばしば。とくにT邸では途中で増改築も施されて来たので、部分的に基礎がある所もあったり、地面が剥き出しの所もあったりとまちまちです。
今後数十年、また快適に住み続けられるように、家の土台である基礎をしっかりさせておくことは重要です。基礎を追加する部分に手作業で配筋し、コンクリートを流し込む準備を整えていきます。

このように、元の束石や基礎を抱き込むようにして配筋します。

一方、敷地の裏手にあった小屋の方のリノベーションも進んでいます。
今までは物置のような形で、半ば廃墟となっていましたが、Tさんはこの小屋も「離れ」としてちゃんと活かしたいと考えました。

剥がれていた屋根を修復し、サッシも新しいものに取り替えました。
そして、シャビーなペンキが良い味わいの外壁は、損傷が激しい部分だけ新しい木の板に張り替えることになりました。
この微妙なツギハギ感がまた良いですね~!

進捗を引き続きレポートしていきます!

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第3回 解体の時に現れるもの

2016/01/15 Fri

葉山町堀内のシテ島のような土地にある小屋付き古民家T邸では、構造チェックを経てさらに解体が進んでいます。

「解体」と聞くと、重機などを使ってガンガン荒々しく壊すイメージがありますが、古家を活かすリノベーションの場合、作業はもっと繊細です。
このT邸の場合も、元の躯体は築年数不詳。地面の上に束石を置き、その上に柱が「載っている」というような昔の造りである上に、経年による劣化もありますから、手荒な解体でダメージを与えるようなことがあってはいけません。
取り外して良いと判断した壁や柱、床板、天井板などを、全て大工さんが手作業で外していくのです。

こうした解体作業の間にしか見ることができないものがあります。
それは、古い家だけが持っている、昔の職人の仕事の跡。とくに、普段は見えない、壁や天井を取り去って初めて露出する小屋裏や骨組みには、独特の美しさがあります。
今回はそんな隠れていた美しさをお届けしたいと思います。

これは2階の床板の一部を剥がした所を、1階から見上げています。
2階の小屋裏が、遥か高いところに見えますね~!
T邸では、1階のリビングに大胆な吹き抜けを作ります。そうです、今見えているあの2階の天井まで、ズドンと抜けた空間を作るんです。
迫力ありそう!

これはそのリビングになるスペース。窓の向こうには庭が広がっています。
時を経た柱と梁の構造と、木の色味が、日本家屋ならではの風情…。

こちらは2階の床を見上げています。なんだか京町屋みたいですね。渋い。

そして、2階の小屋裏!
天井を抜いて現れた小屋組みのこの美しさには、いつもハッとさせられます。
隠れていたものが、まさに「日の目を見る」瞬間。
古い日本家屋のこうした構造には、実に合理的で、それゆえに美しいという、あるべき姿があります。見えないところだからこそ丁寧に作る、という日本人独特の美意識も感じられます。

解体で現れるこういう景色が、古い家の味わい深さがどこから来るのかについて、新しい視座を与えてくれるような気がしてなりません。

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第2回 構造チェック

2016/01/07 Thu

新春の晴れた日、弊社設計士と中古住宅調査の専門家 小柳理恵さんは、堀内の「小屋付き古民家T邸」にやってきました。
この家をリノベーションするにあたって最も重要と言っても良い、構造補強のための調査をするのです。

「リノベーション」と言うと、ドラマティックなビフォー・アフターの変貌ぶりを想像する方も多いと思いますが、目に見えている部分というのは仕上げのデザインでありいわば枝葉。それ以前に、建物として安全に居住できる構造をしっかりと立て直すため、家の根っこや幹である基礎、柱、梁、壁などの適切な補強・再構築が不可欠なんです。

エンジョイワークスでは、新築住宅のスケルトンハウスも、中古住宅のリノベーションも、どちらも同等のフラットな目線で捉えています。
どういうことかと言うと、「将来に渡って長く愛されるための丈夫な箱を作る」という点を重要視して、新築にもリノベーションにも取り組んでいるのです。
箱の中身である内装や間取りは、住む人の変化に応じて自由に変えていけばいい。後で手を入れにくい、見えない躯体の部分がしっかりしているからこそ、内部の可変性が成立するという考え方です。

その上で、シンプルで普遍的なデザインの新築が良ければスケルトンハウスを。時を経たからこそ生まれる味わいのある佇まいが好きであればリノベーションを、お客さま自身に決めていただければ良いと思っているのです。

さて、家を支えている土台や柱、梁を残してほぼスケルトンに近い状態まで解体の済んだT邸の内部では、現況とリノベーションプランを照らし合わせながら、小柳さんを中心に構造調査が始まりました。

小柳さんは、鎌倉を拠点に活躍する、数々の中古住宅のリノベーションを手がけてきた建築士。デザインはもちろんですが、特に専門的なスキルを必要とする構造補強の調査・設計に関して、非常に信頼の厚いプロフェッショナルです。今回のリノベーションにあたって、我々に力を貸してくださることになりました。

小柳理恵さんのサイトはこちら
和温スタジオ

古い家には建築当時の図面が無い場合も多いんです。
必要なところは実寸を測って、改修プランにつなげます。
今回のT邸のように、床板を剥がしてあれば、床下や基礎の状態も丸見えですが、そうでない場合は作業着にマスクを着けて、真っ暗な床下に一人で潜ることもあるとか。
ひゃー!さすがプロ。

この家は築年数こそ分からないものの、解体を行ったベテランの大工さん曰く、「1階の部分は、戦後の物資が無い時代に建てられたんじゃないかな。当時は材木がなくて、戦争で壊れた家なんかから材を持ってきて建てたんだ。途中で継ぎをしてある所があるからな」とのこと。
であればなおさら、補強はしっかりとしてあげたいものですね。

その他、新たにバルコニーを設置したいという案も出ています。どのようにすれば設置可能か、梁や屋根の状態を構造的にしっかりと見定めなくてはなりません。

大掛かりなフルリノベーションとなるT邸。進捗を随時レポートしていきます!

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第1回 小屋のある古民家

2015/12/20 Sun

そこはちょうど、葉山町の「おへそ」の辺りと言っても良いかもしれません。
山側と海側の真ん中くらい、2本の道路に挟まれた、なんだかパリのシテ島みたいな形をした土地に、その古民家はあります。

築年数は不詳。
どうやら元々は平屋だった建物に、2階が増築されているとのことです。

こちらがその「シテ島」のお尻の所。
段違いになった2本の道路に挟まれているんです。船の舳先のようにも見えますね!実にユニーク!

そして、広い敷地には本宅の他に、なんと小屋が建っているんです。
ちょうど舳先の上の裏庭にあたる所。

どうです!この良い感じに古びた佇まい。
横張りの木の外壁に、剥げたペンキ。突き出したテラスの屋根。裏口の小さな門から出入りできるのも高ポイント。
今回のお施主Tさんは、どうやら本宅に加えて、こちらの小屋にも手を入れて使えるようにしたいとお考えのようです。

築年数不詳の古民家と小屋のダブルリノベーション!
想像しただけでワクワクしてきますね。

古民家の1階はこんな感じ。南側に縁側があり、二間続きの床の間付き座敷、という日本の古き良き間取りです。さて、どんな風に改修するのか?建物の状態としてはけっこう厳しそう。

増築されたという2階部分は、打って変わって洋風の造りです。大胆に折衷した感じですね(笑)
こちらも1階ほどではないにせよ、やはりそのまま使うにはちょっと難しそうです。

家づくりの中心にあるのは、新築でもリノベーションでも、「住まう人のライフスタイル」です。お施主Tさん一家はこの場所で、この家で、どんな暮らしをしていきたいのか?
それを描いた結果が、家に現れてくるんですよね。
小屋付き古民家リノベーション、進行が楽しみです。

次回は、まずは家の構造をしっかりと補強するため、中古住宅調査の専門家と一緒に基礎や梁、柱などの状況を確認しに行きます!

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