ENJOY STYLE WORK

オーナーの坂部広征さん

こんなお洒落な蕎麦屋、見たことありますか?

蕎麦パスタや一品料理も絶品です

お酒もいろいろ揃っているので本格的に飲めますよ!

居心地の良さに、ついつい長居したくなります

野菜くずも無駄にせず、植物の栄養に

自慢の十割蕎麦、湘南の野菜のかき揚げも

寺子屋みたいな、交流の場で働く

神奈川県鎌倉市由比ヶ浜3ー9-47 ナカマルビル1F
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鎌倉は由比ガ浜通り。昔ながらの商店も、最近流行の新しいお店も立ち並ぶこの通りに、「スローブ(SLOVE)」という蕎麦屋があります。

一見オシャレなカフェバーのような雰囲気、けれども表の暖簾には「十割そば」の白い文字。よく知る蕎麦屋のイメージとはかけ離れています。気になってメニューをのぞいてみると、十割蕎麦のほかに「蕎麦パスタ」「北海道産ジビエ 極上鹿尽くし」といった、お酒に合いそうな創作料理の数々が。

店内は古材を使用してリノベーションされた温かみのある木目調、野菜くずをコンポストで肥料にして育てたたくさんの植物で彩られています。フードロスへの対策は万全。お料理に使われる食材は、その多くが湘南地域でとれた無農薬野菜を使ったもので、地産地消によって配送時のCO2の削減にも繋がっているのだそう。

そんなサステナブルな取り組みが自然体で当然のように行われているのは、鵠沼で生まれ育ちサーファーでもあるオーナー坂部広征さんの、海に入り自然と触れ合う中で芽生えた地球環境への意識やライフスタイルが影響しているからでしょう。

今回はそんな生粋の“湘南っ子”であるオーナーの坂部さんにお話を伺ってきました。

固定概念を外せば、よりよいスタイルが見つかる

坂部さんが飲食業界に入ったのは、29歳の時のこと。
新卒で広告会社に入社し、営業の仕事をしていたものの、作っているものが見えない不安感を感じていたのだそう。

そんな中で、一生続けられる仕事は何だろうと考えて思いついたのが、蕎麦屋。

イタリアンなど海外の料理を扱うお店が湘南で急増する中で、自分は日本の伝統の和なものを守り伝えていきたいという想いと、坂部さんのお母さんが妊娠中に唯一食べられたという蕎麦に不思議な縁を感じていたことをきっかけに蕎麦屋になることを決意し、文字通り一から蕎麦打ちの修業を始めた。
努力の甲斐あり、3年間の修業を経て藤沢に「蕎麦酒 二八」というお店を開店。地元の友人も多く来店し賑わった。その後、地元の繋がりに頼らず新たなまちでチャレンジをしてみたいとの思いから、5年間続けたお店を閉め、2021年に由比ガ浜にスローブを開店することに。
なぜ鎌倉、由比ヶ浜を選んだのか。

「僕が思う、神奈川で一番の国際都市は鎌倉だったんです。海外の方も多いし、お客さまの層も独特で、他のまちにはなかなかいないような変わったことをしている人たちがたくさんいる」

そんな鎌倉の人々とかかわる中で気づいたのは、「多様な人と接することの大切さ」

「いろいろな人の話を聞いたり接したりする中で、違和感を感じることがあるんです。それが何なのか深掘りしていくと、自分の中の無意識な固定概念が発見できたりする。そんなふうに自分を見つめ直すと、考えが柔軟になって新しい発想が生まれたりするんです。だから、いろいろな人と接することの大切さを感じています」

スローブがいつもお客さんで賑わっているのは、美味しい料理はもちろん、人と接することを大切にしていることが伝わっているからではないでしょうか。お客さんと交わす会話の内容の幅広さ、引き出しの多さ。これは固定概念に捉われない柔軟な見方を備えているからこそ。
働く人にとっても、坂部さんやお客さんとの関わりを肌で感じながら自身の固定概念を見つめ直すことで、新しい考え方が開けて自分にとってより良い人生のスタイルを見つけられそうですね。


蕎麦と、エンタメと教育の場づくり

スローブでは、社交の場をつくることを目的とした飲食店の枠にとどまらない多様な取り組みが為されています。例えば、月に一度のDJイベントや日本酒の飲み比べ会、フリーマーケットなど。

ここ数年感はコロナウイルスの蔓延などを受け、直接人と対面する場や触れ合う機会が減ってしまっていましたが、そんな状況を経て、直接対面して繋がった時の温度感をより大切に感じるようになったのだそう。だから、大人も、若者も、子ども世代も、みんなが集まって直接対面して、情報を交換できるような場づくりをしようと思い立ったと坂部さんは語る。

「最近は知りたいことがあれば、ネットなどで効率よく検索できる。けれどもいくら数多くの情報に触れても、そこから得られるものは全体の1~2割くらいだと思うんです。でも、現場に足を運んで五感を使って感じると、得られるものは10割に限りなく近いと感じていて…」

直接対話して、五感を使って感じること。
坂部さん自身、スローブで扱う食材の生産者の方を訪ねて話を聞いたり、仕事を体験したりすることを大切にしている。北海道まで赴いて蝦夷鹿の猟師さんに会いに行き、本気で命に向き合う猟師さんに感銘を受けたり、小坪の漁師さんのもとを訪れて漁の現場を体験すると同時に、漁獲量の減少や水温の上昇、ゴミや海洋プラスチックといった海の問題に直面したり、無農薬で育てた有機野菜のおいしさに驚き茅ヶ崎の農園を訪れ、農家さんの作業を見て改めて食のありがたさを実感したり……。

「生産者の方に会いに行ったりして、自分にとって新しい情報や、こんな仕事もあるんだな、こんな人もいるんだなということを取り入れることが大事だと思っています。実際に何かをしている人に聞くと、ChatGPTで検索したりするよりも遥かに経験を積んだ答えが返って来るんです。手順や方法はわかっていても、なぜそうしているのかわからないことがよくあって、実際に経験している人の言葉でなぜそうしているのかという深い部分まで聞けたとき、すごく腑に落ちる。そうして納得すると、情報が自分の中に落とし込まれて、一過性ではなく使える知識としてしっかりと残るんです」

今後、坂部さんが目指しているのはスローブでだからこそ作れるような「エンターテインメントと教育の融合の場」をつくること。例えば今、スローブで扱っているジビエの猟師さんから直接その経験を聞くことができるイベントなどを企画しているのだそう。

「彼らが、実際どういう気持ちで撃って、処理して、精肉加工しているのか。彼らにとって、狩りは生活の一部なんです。普段の生活と分かれているわけではなくて。ハントは仕事でも趣味でもある。無理をしているわけではなく、自然なことなんです。そんな感覚で働けることがすごく素敵だなと思って。そんな感覚でできることもあるんだ、仕事って自分で作れるんだよ、というようなことを伝えたいですね」

働きながら、こうしたイベントを通して学ぶ。スローブでの仕事は、ただの飲食店での経験の枠には収まらないものを学び得る機会となることは間違いないのではないでしょうか。


心地よく、働く

これからスローブで働きたいと考えている方と一緒に作り上げていきたいお店の理想像は、「寺子屋」なのだそう。

「経験を積んできたおじいちゃんおばあちゃんから幼い子どもたちまで、幅広い年齢層、多種多様な人たちが集まって、それぞれの知っていることを話して、みんながそれを面白がって聞くような、そんな場所にしたいんです」

そんな場所で働くスタッフさんが仕事を通していろいろな人に会う中で、「考え方に多様性が生まれ、より居心地の良い人生のビジョンを見つけられる場となれば最高」と笑顔で語る坂部さん。スタッフにやりたいことやアイデアがあれば、積極的に取り入れて、新しい仕事のスタイルを一緒につくっていきたいのだそう。

「Slow+Move、ゆっくりと、でも確実に進み続ける」という思いが込められた店名の通り、働くこと、人と関わることを通してゆっくりと少しずつ自分の人生を居心地よくしていきたい方、こんな職場はいかがでしょうか。


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求人詳細データ

求人ID:
0027
職種 :
ホールスタッフ、キッチン調理スタッフ、企画
仕事内容 :
ホール業務、キッチン調理、マーケティング戦略、企画
勤務地 :
神奈川県鎌倉市由比ヶ浜3ー9-47 ナカマルビル1F
勤務時間 :
11:00~22:00間でのシフト制
休暇・休日 :
シフト制
給与・待遇 :
時給1,080円~
雇用保険 労災保険 社員登用あり
交通費 :
全額支給
有給休暇 :
会社名・店名 :
SLOVE
備考 :

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