ENJOY STYLE WORK

えびす屋鎌倉店所長 近藤仁さん

個性豊かなメンバーが在籍中

桜の季節の鎌倉を案内 四季折々の街が知れます

男女問わずに働けます

自分も物語を形成する一員です

鎌倉が第2のふるさとになります

歴史を語ることも仕事です

最後まで思い出をサポート

鎌倉のまちが前よりぐっと好きになる

鎌倉市雪ノ下1-12-3 フロントアベニュー雪ノ下1F
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生まれも育ちも京都の市街地。海外に憧れるサッカー青年だった 近藤仁(こんどうひとし)さんは、大学卒業後、バックパックを背負い、世界を見て回った。帰国後、最初に就いた仕事が4半世紀後の今にもつながる人力車の俥夫(しゃふ)だ。

「バックパッカーの経験から学んだのは、『その国でどう楽しめたか』という滞在での経験や思い出。この仕事は、海外の方に日本文化を伝えることで喜んでもらい、笑顔ですごしていただけることが何よりのやりがいです。お客さんに商品やサービスを知ってもらい、それを利用してもらう。さらには、リピートにつなげる。そんな『商売』の要素がすべて入っている仕事であることも、面白いなと感じています」

2001年、鎌倉店開業を機に1998年から働いていた嵐山總本店を離れ、所長としてこの街にやってきた。その後、さまざまな新規出店にも関わりながら、現在も鎌倉の店舖運営を担っている。現在は、社員・アルバイトスタッフ 総勢25名ほどのチームで運営しており、語学な堪能なスタッフも在籍している。

今、募集しているのは、コロナ禍を経て再び戻ってきた観光客のニーズに応えることができる俥夫候補だ。近藤さんにこの仕事の面白さと働く上で大切なことを聞いた。

きっかけをつくる初めの一歩を大切に

「人力車の仕事で辛いことはなんですか?」と聞いた時、「天候の悪い時の営業」というのは考えていた通りだったが、思いもよらぬ答えが返ってきた。
「この仕事で大変だと感じる場面は、どうやったらお客さんに興味をもってもらえるかという入口。まずは話を聞いてもらう必要があり、どのようにきっかけを作ればいいか。仕事を始めた時には悩むことが多いかと思います。そんなときに、僕たちは『悪いモノを売っているのではなく、お客さんに良い思い出をつくってもらいたくて声をかけているのだから、後ろめたさは感じなくて良いんだよ』と伝えるようにしています」

「どんな人に声をかけると、話を聞いてくれるのか?」。すぐに分かるようになるものなのだろうか。初めて仕事に就く人には難しいことかもしれないが、これは経験とともに、日々、観察を継続する力も養えるようになりそうだ。

「声をかけ続ける中で、次第に、どのような方が話を聞いてくださるのか分かるようになっていきます。案内をするために、基本的な歴史を学ぶ必要はありますが、大事なのは、さまざまなことに興味・関心をもつこと。どんなことがきっかけで、お客さんとつながれるのかは分かりません。なので、自分が話すことはもちろん、相手の話もきちんと聞き、どんなことを求めているのかを考えて動く『臨機応変さ』も大切になってきます」

話を聞く前は、体力仕事が前面にあるイメージが強かったが、実際には、おもてなしの心遣いが必要なサービス業の側面が見えてきた。

商売のすべてがつまっている

「きっかけをつくり、お客さんにサービスを伝え、それを買ってもらう。買ってもらった時間を過ごしてもらう。サービスが終わり代金をもらい、次回の購入を促す。初めから最後まで、自分の担当。一般的な仕事でいえば、広報・営業・会計・マーケティングまでをひとりで見ることになります。私たちはもちろん、サポートはしますが、自分の力で稼ぐ面白さを感じることもできるのではないでしょうか」

個人事業主にも近い感覚で働くからこそ、大変なこともあるが、学びも多くあるのだろう。この仕事での経験は、きっと、その後の人生の自信にもなりそうだ。

「まずは、少なくとも1年は仕事を続けてみる。続けることで見えてくるものも変化していきます。始めは自信がなさそうにしていたスタッフも次第に顔つきが変わります。いつか、この仕事を離れるときには、どんなところでも自信を持って働くことができるようになっているように指導しています」

鎌倉が働く前より好きになる

「この仕事をするために移り住むスタッフもいます。そういう人には、まずは鎌倉を好きになってもらいたいです。ふるさとの街には、みんな愛着がありますよね。鎌倉でも愛着をもって第二のふるさとのように感じながら働いてもらえたら良いな。それと、鎌倉や湘南で生まれて、人力車のある風景を日常に感じながら育ち、この仕事に憧れていて、『働きたい』。と言ってもらえるのも嬉しいですね。働く前よりも、この街がもっと好きになっていてほしい。きっと、お客さんにも“鎌倉が好き”になってもらえるのではないかな」

長年、人力車の仕事をしてきた近藤さん、その時代の変化はどのように感じているのだろうか。そして、その中で「変わらないもの」は、何だろう。

「人力車の仕事がメジャーになったと思いますね、漫画などの影響は少なからずあるかと思います。あとは、勉強の仕方も変わりました。僕が入った当初は紙の教本でしたが、今や、携帯電話で調べたらすぐに分かります。だから僕たちは、僕らにしかできない会話、携帯電話の知識だけではない“価値を”届けることも大事になりますよ。お客さんにどのようにして楽しんでもらえるのかを考えながら、働くことは今も昔も変わらないことです」

AIの普及などで、より便利になる令和の時代。そんな世の中で、ひときわ、人間らしい仕事が人力車の「俥夫」という仕事なのかもしれない。一期一会の出会いの中で、今日も彼らは、ふるさと鎌倉を元気に案内している。

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取材・執筆 :木村 歩

求人詳細データ

求人ID:
0036
職種 :
観光案内業
仕事内容 :
人力車での観光案内に関わる全般
勤務地 :
鎌倉
勤務時間 :
9:30~日没 季節に応じて
休暇・休日 :
シフト制
給与・待遇 :
18万~60万 日数・出来高で変動
交通費 :
1,500円迄/日
有給休暇 :
5日
会社名・店名 :
えびす屋鎌倉店
備考 :
どんな仕事でもそうですが、稼ぐ事は簡単な事ではございません。 短期出張も含め3ケタ/月も可能でございます。 楽しみながらガッツり稼ぎたい方、己を磨きたい方等 是非ともお待ち申し上げております。

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