まちにスターを醸すブリュワリー

Brewstars Yacht Club

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「働き方」記事

Brewstars Yacht Club
葉山を海に向かって134号を車で走っていると、右手に見える大きな建物とBrewstars Yacht Clubの看板。このお店は、チャレンジキッチンを併設したクラフトビールの小規模醸造所です。

海沿いではないこの場所に、なぜヨットクラブ？ そこでクラフトビール？…と一瞬、不思議に思い、店名について、オーナーの菊池文武さんに聞いてみました。「ものづくりのチャレンジャー達が集い、その人たちを応援していけるような場所を作りたかったんです。''Brew''には醸すという意味があって、''Brewstars''スターたちを醸す場所という意味合いで名付けました。それぞれのキャリアを船と見立てて、それぞれがキャプテンとなってここの場所から出航していってほしいという思いもあって」と、笑顔で答えてくれました。

まちの人のライフスタイルにクラフトビールを
Brewstars Yacht Clubの1階は、クラフトビールの醸造とテイクアウトが可能なカウンターが併設されていて、まちの人も気軽にクラフトビールを楽しむことができます。定番と言われるビールではなくて、さまざま種類のクラフトビールの飲み比べができるようになっていて、いろいろなビアスタイルに挑戦している。

「この前飲んだあのビールどこいった？とお客さんから言われることもあるのですが、様々な種類のクラフトビールを楽しんでほしいという思いがあって、ラインナップは新しいビールが出来たら変えてます」

お店を訪れる人は地元の方が中心。リピーターの方は「グラウラー」と呼ばれる炭酸も保管できる水筒を持参して、犬の散歩ついでに量り売りで買っていく人がほとんど。なんとも葉山らしい。地域密着で幅広い年齢層の方にクラフトビールを知ってもらいたい、そんな菊池さんの思いが少しずつ形になってきています。

チャレンジしたい人を応援したい
2階はキッチン設備を揃えていて、チャレンジキッチンとしてスペースをレンタルすることができる。自分のお店の開業を目指している人、出張シェフで知名度を広めたい人がこの場所を使ってチャレンジできる。

「お店を続けていくことは簡単ではないので、ここでお客さんがつけばスタートダッシュができる。葉山の人はローカル愛があるので、葉山のものを応援したいという人が多い印象があるんですよね。僕自身もチャレンジャーを応援していきたい。ただ、いまは僕自身が一番チャレンジですけどね(笑)」。そう笑いながら語る菊池さんに、どういうきっかけでお店を始めたのか聞いてみた。

募集要項