仲間とともに、大人の秘密基地をつくる

良酒屋 ,VERY GOOD ZAIMOKUZA

• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
  +7
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 

「働き方」記事

材木座の住宅街の真ん中に、酒好きの常連客でにぎわう店がある。  

コの字カウンターが中央にあり、客同士も話しやすい酒好きにはたまらない空間だ。  

 「良酒屋（よいさけや）」は、おいしいお酒と肴、シンさんの愛称で親しまれている藤本進一さんのひと柄に惹かれ、地元の方が集う憩いの場となっている。

シンさんはここに続いてアパレルショップ「ベリーグッドザイモクザ（VERY GOOD ZAIMOKUZA）」を開業。さらに、現在は長谷の山中に、大人が集い酒を呑み交わせる秘密基地をつくりだそうとしている。

今回紹介する求人は、シンさんとともにゼロから秘密基地をつくり、良酒屋、ベリーグッドザイモクザの運営を担う人。そこでシンさんに、自身の「好き」をかたちにする仕事に込める想いについて聞いた。

フラットに繋がり合えるまち鎌倉材木座

東京から鎌倉に移り住んだのは、今から9年ほど前。 結婚と奥さんの妊娠を機に、二人は移住した。今ではほぼ毎日顔を合わす人が多くいて、挨拶をしながら店へ向かう日々を送っている。

「東京にいたときには、これだけ地域の方々と顔を合わす日々がくるとは思っていませんでした。時間がゆっくりとしていて、ひとらしい暮らしができているなと感じています。昔から住んでいる方も、移住をしてきた方もフラットに繋がり合い、まちのことが大好きな方が多いまちは、故郷の岡山でもみつからなかったです」

岡山で生まれ育ち、東京で長年過ごしたシンさんだから感じることができるまちの魅力も多くあるのだろう。 

まちの酒屋さんから繋がる人の輪  

今では地域との繋がりが深くなり、シンさんとの時間を楽しみに来られる常連さんも多くいる。シンさんと常連さんとの会話は、始めて訪れた方には安心感になり、足を運ぶ中で馴染みの顔の中で呑むことができる心地の良さになっていると感じる。シンさんが繋いでくれる縁もこの店には多くある。

「鎌倉に引っ越してきてから、萬屋（よろづや）という最寄りの酒屋に足を運ぶようになり、近所の人たちとも話すようになる中で、繋がりができ、ミルコーヒーさんでの週末限定酒場が始まりました。萬屋さんの営業が終わった後に足を運んで下さる方に助けていただくことも多くあり、今でも、お酒の仕入れは萬屋さんからしています。糠漬けの糠床も萬屋さんからいただいたものを使わせていただき、おでんの具には、近所の魚屋さんのものを、野菜は八百屋さんから、できるだけ地元の商店から買うように心がけをしています、中には魚屋さんから話を聞いて良酒屋に来てくださる方もいます」

はじめは、まったく知り合いのいなかったまちで、毎日の挨拶を大切にし、地元の商店に頻繁に顔を出す。誰もができるようで、中々できないことを続けてきたから、シンさんがいる場には自然と人が集うのだろう。

募集要項