料理の花言葉は「思いやり」

Delicatessen 鎌倉 Mimosa

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「働き方」記事

由比ヶ浜通りから長谷へ続く道の途中 、地元の人々に愛されるデリカテッセンをご存知ですか？
お惣菜やお弁当のテイクアウトをはじめ、夕方には豊富な種類のお酒とデリでちょい飲み、店内でゆったりディナー、特別な日にはケータリングを注文して、大切な人たちとお家で「美味しい」を共有することもできる、様々な形でお客さんの「美味しい」ひとときに寄り添うお店です。
オープンした日が 3 月 8 日、ミモザの日であったことから、オーナーシェフのご夫婦が考えた店の名前は「デリカテッセン 鎌倉 ミモザ（Delicatessen 鎌倉 Mimosa）」。
「お店を持つならば自分が好きなまち湘南で」と長野から移住してきた、料理一筋の人生を送るオーナーシェフ片桐健悟さんが作るお料理はどれも最高です。
看板料理のイベリコ豚をはじめ、濃厚なレバーペースト、人気過ぎてなかなか巡り合えないラザニア、お客さんたちが「一度食べたら他のお店では食べられない！」と絶賛するティラミスなどなど、美味しいお料理がたくさん揃っています。片桐さんの料理のテーマは「優しい料理」なのだとか。
「あのお店は、お料理も美味しいけど、お店の方の人柄がとにかく良いのよ」と語るのは地元のお客さん。片桐さんをはじめ、スタッフさんたちは本当に優しい方ばかり。今回は、そんなミモザの花のような優しさ溢れるオーナーシェフ、片桐さんにお話を伺いました。

コミュニケーションは優しさ

ミモザのホームページを開くと、まず目に入るのは「Delicatessen 鎌倉 Mimosa は"コミュニケーション"を大切にしています」という言葉です。
店内で片桐さんが働く様子を見ていると、その言葉の通りいかにお客さんを気にかけているのかが感じられます。
例えば、お子さまがいるテーブルに提供するお料理は、食べやすく小さめカットに。喉越しの良いお酒を注文したお客さんには、喉が渇いている方かもしれないのでお料理も合わせたものを。妊婦さんには、生ものを避けて少し火を通したアレンジを提案。ただお料理を提供するだけでなく、お客さんとのちょっとした会話や気づきから、その人の本当に求めているものを考える。思いやりや、さりげない優しさを大切にされています。

「コミュニケーションを大事にすることで、色々な人との繋がりが生まれる。逆にコミュニケーション不足から、ちょっとした行き違いが生まれてしまい、うまくいかないこともあります。それは、お客さまと接する際に優しさや思いやりを持ってコミュニケーションを取ることで防げる。料理を通してお客さまとコミュニケーションを取るのが目的でもありますし、お客さまに喜んでいただくためにはスタッフとのコミュニケーションも大事。コミュニケーションがいかに人にとって大事なのかということを、日々感じています。」
お料理の美味しさだけでなく、コミュニケーションを通して生まれる思いやりや優しい気配りに、ファンになる常連さんが多いことにうなずけます。数年前、妊娠中に来店したご夫婦は、今ではお子さんと一緒に家族でお店に通っているのだそう。
「なぜそんなにコミュニケーションを大切にしているのですか？」、との問いかけに次のように答えてくださいました。
「僕自身、優しくしてほしいからだと思います。優しくしてもらいたいし、優しくしたい。常日ごろ感じているのですが、伝わり方は言葉一つで大きく変わると思うんです。伝え方ひとつで、同じことを伝えようとしても受け取り方が変わってくる。だから、常に優しさと思いやりを持って相手に伝えることができれば、物事が円滑に進んだり、人間関係が上手くいくのではないのかと思っています。コミュニケーションの取り方で大きく変化する。それを僕は、料理を通しても、仕事を通しても、体現できたらなと思っています。」
仕事をする中で、一緒に働くスタッフとのコミュニケーションは欠かせないもの。毎日のように通うことになるかもしれない場所、片桐さんの様な素敵な人柄のオーナーのもとで働けば、楽しく充実した仕事時間になることは間違いないですね。

募集要項