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泊まるから分かる面白さが、この街にある

かいひん荘鎌倉

Wanted
  • 湘南の名店、名門
  • SDGsな職場
  • 海を感じて仕事する
  • 湘南の顔をめざす!!
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  • かいひん荘代表取締役 井上靖章(いのうえやすのり)さん
  • 洋館のシンボル・出窓(ベイ・ウィンドウ)
  • 常にキレイな門が多くの方を迎える
  • 印象に残る建物
  • 季節ごとにさまざまな変化が楽しめる日本庭園
  • お部屋から庭に出ることもできます
  • 心ほどける癒しの場
    +4
  • 華やかな装飾や調度品
  • 出窓からは柔らかな陽光が降り注ぐ
  • 廊下にも計算された美があります
  • 小さな坪庭を臨むスペースでのんびり

「働き方」記事

幼い頃に笑顔で遊び回っていた場所が、今では訪れるみんなを笑顔にする大切な仕事場になっている。

そこは、戦後間もない1952(昭和27)年、江ノ島電鉄「由比ヶ浜駅」から緑の小道を歩くこと1~2分ほどの地に「鎌倉のリゾートホテル」として開業した、かいひん荘。

もともと大正時代に大企業の社長の別邸として建てられたもので、洋館部分は2009(平成21)年に国の有形文化財に登録。現在は、全14室の趣の異なる和洋室を擁し、時代の変化に合わせる形で、割烹旅館として営業を続けている。

今回お話を聞かせていただいたのは、かいひん荘代表取締役、井上靖章(いのうえやすのり)さん。伯母から受け継いだ代表の仕事にとどまらず、地域の団体への関わりも深い。鎌倉市の観光協会では副会長、鎌倉旅館組合の組合長も務めている。

宿泊業に携わる立場で大事にしていることや、これからの鎌倉の観光への想いを聞いた。

「家族を迎え入れるように」もてなす
生まれも育ちも鎌倉の井上さん。いつかは家業を継ぎたいとの想いもあり、大学卒業後は横浜のホテルに就職し、フロントから料飲部(レストランサービス)まで、幅広い経験を積んだという。

「ホテルと旅館の仕事は同じ宿泊業ではあるものの、勝手が違い戸惑うことも多くありました。とはいえ、大切な誰かを迎えるために準備をし、『家族を迎え入れるようにサービス』することは共通。これを常に心がけてきました」

井上さんが、かいひん荘で働き始めたのは、ホテルで働いて15年ほど経った2000年代のはじめ。それから現在まで、時代とともに、ターゲットを変えていきながら、今の形での営業になった。

「20年前にここに戻ってきた時、鎌倉の街の状況が分かっていませんでした。生まれ育ちは鎌倉ですが、務め先は横浜だったので、その時の鎌倉を知るというところから始まりました。そこから、宿泊業にとどまらず、この地域に改めて入り込み、10年ほど前から、旅館組合の組合長を務めています。こうした活動を通して、改めて、経営者目線での施設運営も意識するようになりました」。

さまざまな宿泊施設を知ることで、自分自身の施設も客観的に見えてきた。

「自分たちの持っている場所・モノの良さを再確認できました。文化財に泊まることができ、部屋でゆっくりと板前の作った食事を楽しんでもらう。それは、鎌倉の中でも貴重な経験です。この佇まいと料理は、私たちの強みであり、大切にするべきものだと思っています」

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時代の変化とともに
「来ていただく方のニーズに応えていくために、ハード面のメンテナンスも怠らずに時代の変化に合わせて対応を進めています。ただ、それだけではカバーできないところも多く、かいひん荘に関わるメンバー全員で、おもてなしの心というソフトの部分で補って、満足度を上げることができれば」

長い歴史を誇る施設ゆえの苦労もあったというが、それをフォローするために、心を込めたサービスを続けて来たから、長年愛される施設であり続けているのだと感じた。

時代の変化に合わせて、ターゲットを変えていき、施設を運営している、かいひん荘。今は、どのような方が多く訪れ、どんな想いでお客さんに向き合っているのだろう。

「観光の疲れを癒やしてもらう、そのために、ゆっくりと静かな雰囲気で美味しい料理を出していくことがこだわりです。娘さんがお母さんの誕生日祝いのプレゼントとして宿泊いただくことも多く、“想い出の1ページに刻まれているな“と感じられるのは幸せです」

コロナ禍を経て、鎌倉の街を歩いていると海外の方から道を聞かれる機会も次第に増えている。インバウントの方の利用も増えているそうだ。

「ここ数年で海外の観光客が増えました。鎌倉は通過点だったところから、近年は宿泊の需要も大きくなっています。大きな変化を感じたのは2018年ごろ。コロナ禍で一旦は落ち込みましたが、現在では、宿泊者の1割ほどが海外の方であることも」

観光滞在時間をより長く。もっと鎌倉を知ってもらいたい
最後に、鎌倉市観光協会の副会長、そして、旅館組合組合長として、これからの観光の未来予想図と願いを聞いた。

「メディアの影響があるのか、東京から日帰りできる観光地というイメージが強いかと思いますが、実は、うちに泊まって下さる方は首都圏の方も多いのです。鎌倉に泊まるからこそ分かる、朝早くの寺社仏閣の静けさや地元の方が訪れる酒場での交流なども楽しんでもらいたいです。訪れる人の時間が分散することで、オーバーツーリズムの解消にも繋がり、滞在時間が長くなることで、まち全体が盛り上がることにもなるな、と考えています」

井上さんがかいひん荘で働き始めたのが2000年ごろ。そこから20年ほどで、ライフスタイルや休日の過ごし方も大きく変化した。その中で変わらず持ち続けているのは「心を込めてお客さんをもてなす」という想いだ。根底には、かいひん荘、そして、鎌倉を愛する熱い気持ちがある。

今回、話を聞かせていただく際、由比ガ浜の米屋さんで、求人ポスターを見て電話をした旨を伝えた。「このような形で地域に愛されている店からの繋がりがきっかけならば」とインタビューに応じてくれた。求人に関しても、「鎌倉という場所や地域を大事にしてくれる人と一緒に、お客さんをお迎えしたい」と話す井上さん。

かいひん荘で働くことでそれまでよりも、もっと鎌倉の街が好きになるはずだ。

Website

取材・執筆 :木村 歩

募集要項

職種 :
旅館
仕事内容 :
接客・配膳・清掃・調理補助(それぞれシフト制)
勤務地 :
神奈川県鎌倉市由比ガ浜4-8-14
勤務時間 :
9:00-12:00/17:00-21:00等 変動制 
休暇・休日 :
給与・待遇 :
1,112円
交通費 :
(上限有り)
有給休暇 :
会社名・店名 :
かいひん荘鎌倉
備考 :
出勤日・勤務時間・仕事内容は面接時応相談

尚、ご質問の内容によりましては、若干回答にお時間を頂く場合がございますので、ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

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鎌倉駅西口より徒歩8分・
由比ガ浜通沿い