思わずオススメしたくなる、自慢の職場
THE BLISS BURGER
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「働き方」記事
鎌倉駅西口、御成通り。地元の人々や観光客、日々多くの人が行き交う通りのちょうど真ん中あたり。以前、ローカルの人びとが集う炭火焼バーベキュー店「バーチーズ」の店舗に、春先に工事が入っていたのを目にした人も多いかもしれません。改装か、はたまた新しいお店か。ずいぶんと前のお店の面影を残した内装だな…。
そんなことを思っていたら、徐々に改装が進んだある日、黒地の看板に真っ白なペンキで書かれた「THE BLISS BURGER」という文字が。その店名を見て、バーチーズで「バーガー屋を開くのが目標」と言って、週に一度ハンバーガーを提供していたスタッフがいたことを思い出した人もいたはず。ローカルの仲間うちで「トシミツバーガー」と呼ばれ、美味しいと評判だったあのトシミツさんが、本当にハンバーガー屋さんとして独立したのです。
あの○○が食べられる!
初夏に改装を終えてオープンすると、近所ではたちまち「もう、あれ食べた?」「オープンしてもう3回も行っちゃったよ!」なんて会話を耳にするように。
ガラス張りの店内にはいつもハンバーガーを楽しむ人々で溢れていて、なんだか気になる。
方々からのオススメに後押しされてお店に入ってみると、黒を基調にシックにまとめたお洒落なインテリアと、スタッフたちの心地よい雰囲気。カウンター越しにオーナーさんと、こだわりの食材や鎌倉トークで盛り上がっていると、運ばれてきた看板商品のハンバーガー。今まで食べたどんなに高級な肉料理よりも肉の旨味を感じる粗挽きでジューシーな食べ応えのあるパティに、ピッタリな相棒のバンズ。シンプルにして最強のコンビ。なくなってしまうのが惜しいけど、とにかくどんどんかぶりつきたい。これは、想像の100倍くらいのおいしさ。そういえば、アルバイトのあの子も「まかないのバーガーがとにかく美味しいんですよ」って笑顔で話していたな。こんなまかないが食べられるなんて…羨ましい。
ここまで完全に食レポとお店紹介のようになってしまいましたが、この記事では働き方についてフォーカス。改めて、オーナーの荒木俊充さんに、詳しくお話を伺ってきました。
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鎌倉で見つけた自分のやりたいこと
オーナーの俊充さんは広島で生まれ育ち、大学入学をきっかけに上京。幼いころから自営業で家族を支えてくれた父の背中を見て育ち、「自分次第の完全成果主義な自営業も、面白そうだな」と思っていたのだそう。
「3歳の時に父親が建設業で独立したんです。当時は休みもほとんどなかったのですが、小学校に入る頃には少し落ち着いてきて、休みの日には釣りやキャンプに連れて行ってくれたりもしていて。そんな父を見ていたから、将来の仕事について考えたときに、自営業で何かするのもいいなと思っていました」
そんな俊充さんですが、昔から飲食店での独立を目指していたわけではなく、大学院までは理系を専攻し、新卒でエンジニアとして就職。転職後はベンチャーキャピタルと、飲食とは関連のない業界での経歴を積んできました。そしてコロナをきっかけに、長年住みたいと思っていた鎌倉へ移住したのです。
「もともと自然の多い場所で育って、祖父母は京都の古民家に住んで伝統工芸士をしていたので、海や山に近い環境や、寺社仏閣が並ぶまち並みにはなじみがあって。鎌倉には、そんな自分が好きな雰囲気がそろっていたから惹かれたんだと思います。上京したてのころから趣味のツーリングがてらよく遊びに来ていて、いつか住みたいと思っていました」
引っ越してきた初日、さっそく足を踏み入れたのは近所の「良酒屋」(材木座)。
「とりあえずご飯食べようと思って、ネットで調べてその時間にまだ営業していたこの店に行ってみたんだけど。ローカルの人たちが多くてちょっと緊張して、最初一回通り過ぎて(笑)。でも勇気を振り絞って入ってみたら、他のお客さんたちが話しかけてくれて、隣にいた人も、最近移住してきたばかりの人だったりして仲良くなったんです。それで楽しくなって飲み歩いているうちに、友達が増えて。そんな中で、鎌倉には自分の好きなことをしている人が多いなと感じていて、そこから触発されたと言えるかもしれません」
大好きなハンバーガー屋を開業しようと決意し、まずは技術を勉強しようと1カ月で60店舗以上を食べ歩き、一番美味しいと感じた小町通りの「ROOFTOPS」で修業を始めた。
「父親が独立したてで忙しかったころ、母がよくショッピングモールに連れて行ってくれたんです。近いって言っても1時間くらい二人で電車とバスに揺られてね。帰りにいつもマクドナルドのハンバーガーを買ってくれたんだけど、家に帰るまで待ちきれなくて、バスの中でこっそり袋に手を突っ込んでポテト食べてたりして。初めて自分でお金を握りしめて買いに行ったのも、上京して一番に食べたのもハンバーガーで、楽しい思い出が一番詰まっているものだから『ハンバーガー屋をやろう』と決意したんです」
「ROOFTOPS」で働く中で調理の技術を勉強し、開業にあたってもう少しまちに溶け込みたいと思い働き始めたのが、引っ越してきた日の夜に知り合った友人に紹介された「バーチーズ」。
「将来バーガー屋をやりたいというのは伝えていたから、まかない担当の日はひたすらハンバーガーを作り続けてアドバイスをもらい、毎週金曜に「バーガーデー」としてお店で提供できる日を作ってくれて。その時の数々の助言で、今のバーガーのスタイルが出来上がっています」
地元の人も、観光の人も、スタッフも。このお店に入ればみんな自然と隣の人と話し始めて帰るころには知り合いが増えている。そんなまちに溶け込んだ雰囲気と、スタッフさんの夢を叶える後押しをするお店のスタイルは、「THE BLISS BARGAR」にも引き継がれています。
「人を大切にしたい」。アイデアと挑戦を後押し
俊充さんがお店を運営する中での一番のこだわりは、スタッフのみんなが楽しく働いてくれるようなお店作り。「一番大切なのは人。自分も含めてスタッフが楽しいと感じていれば、お客さんにも楽しんでもらえる。だから、どんな環境であれば楽しく働けるのだろう、といつも考えています」。
スタッフたちは、自分が飲みに行った先でもお店を紹介しているとか。店舗の壁に貼られているのはスタッフみんなのキャンプ写真。働く側にとっても、「自慢の職場」であることが感じられます。
お店の定休日には、自分がバーチーズでやってもらったように、将来お店を持ちたいというスタッフが、各々の料理を提供することも。タコスやハンバーガー、和食などジャンルは様々ですが、普段ハンバーガーを食べに来るお客さんも、近所のお店の人たちも集まって、みんながその人のやりたいことを応援してくれる場となっています。
また、メニューにもスタッフのアイデアが取り入れられたり、他の場所を借りてイベント出店をするスタッフさんのもとへ俊充さんも食べに行ったりと、本当にやりたいことを最大限に応援してもらえる環境です。
なにかやりたいことがある人、鎌倉のまちで人と繋がって働きたい人にもおすすめの職場。もし気になったら、まずは一度お店に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。きっと働きたくなること、間違いなしです!
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募集要項
- 職種 :
- ホールスタッフ、キッチンスタッフ
- 仕事内容 :
- ホール/接客、サービス企画 キッチン/調理・メニュー企画
- 勤務地 :
- 神奈川県鎌倉市御成町2ー12
- 勤務時間 :
- 10:00~22:00の間でのシフト制
- 休暇・休日 :
- シフト制
- 給与・待遇 :
- 1,112円~(昇給、成果報酬、経験・スキルによって昇給有り)
労働保険加入、賄いあり - 交通費 :
- 支給有り(上限15,000円/月)
- 有給休暇 :
- ー
- 会社名・店名 :
- THE BLISS BURGER
- 備考 :
湘南エリアでの「働き方」図鑑
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あなたのライフスタイルにあった「働き方」を見つけるきっかけになるよう、ENJOYWORKSスタッフが葉山・鎌倉・逗子・湘南で事業を行なっている会社・店舗へ直接取材を行い記事を掲載しています。
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鎌倉駅西口より徒歩8分・
由比ガ浜通沿い