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BLOG「LiVESの編集長と作る「職遊一体の家」」

第1回 LiVESと一緒に葉山でスケルトンハウスをつくります!

2019/03/15 Fri

もし、LiVESが施主だったら、どんな家を建てる? こんなテーマのもと、葉山で雑誌LiVESの編集長とスケルトンハウスを建てることになりました。

施主自身が参加し、自分の手で住まい をつくり上げていく「スケルトンハウス」。何百、何千という暮らしを見てきたLiVES編集部。住まい手によって変化する「スケルトンハウス」 をLiVESが自分の家としてつくったらどんな家になるだろう?そんなところから今回のコラボレーション企画は生まれました。

今回のプロジェクトの敷地は、葉山の下山口。葉山の中でも特にスケルトンハウスが多く連なるエリアです。このエリアの海からほど近い所に、新たに「スケルトンハウス・ヴィレッジ」としてスケルトンハウスが3棟建つ計画をしています。そのヴィッレジの1棟が、LiVESと作る家になります。

そして、LiVESの坂本編集長が自らこのプロジェクトに参加してくださり、一緒に家づくりをしていくことになりました。そんな光栄なことに、弊社設計部もワクワクとドキドキが止まりません…!

坂本編集長が考える、葉山の家。
企画のテーマとしては、「色々な住まい方・働き方が増えてきている中で、葉山で暮らしながら都心でも働くイメージの暮らしをメインに、家族構成を含めて変わっていく暮らし方にあった家づくりを考える」ということ。

その中で出てきた坂本編集長の家のコンセプトは、「職遊一体の家」。

近年、サテライトオフィスやリモートワークなどで、働き方が多様化している中、都会に住むという必然性もなくなってきています。その視点で坂本編集長が考えた住まい方は次のようなことです。

・環境の良い場所に住み、生活の楽しみと仕事を同居させながら、新しいワークスタイルを考えられる
・また新しい仕事を生み出すような場になるような、職・住・遊が重なり合う


とても素晴らしいコンセプトですね。
奥様が何か新しいことを始められる仕掛けがあったり、
作ったものを販売できる小商いを始められたり、
アトリエやワークショップとして開いたり、
もしくはコワーキングスペースになったり…
いろんな想像ができそうです。

打合せをしながらとても貴重なお話が聞けて、とても勉強になります。
これからどんなプランになっていくのか、とても楽しみです。

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第2回 坂本編集長が考える住まい方

2019/04/27 Sat

前回出てきたコンセプトやテーマを元に、LiVESの坂本編集長が葉山の住まい方をプランにしてきてくださいました。今回その設計プロセスをお見せします!

スケルトンハウスはお施主様が家づくりを「ジブンゴト化」して考えられるように、家づくりノートを使って設計打ち合わせを進めて行きます。ノートのSTEPに合わせて、お施主様自身で間取りや窓の開口、設備仕様や仕上げまで、すべて自分たちで考え、決めていきます。お施主様の担当となる設計士は並走者として一緒に家づくりのお手伝いをします。

このSTEPは坂本編集長も変わりません。
同じようにSTEPを踏んで家づくりを考えてきていただいております!

坂本編集長が考えたプランがこちらです。

クリエイターも多い葉山のロケーションをバックにした、遊ぶことと働くことを一体化して考える家です。一階はひとりまたは複数の仲間たちと仕事ができるスペースとして、大きな土間のあるリビングを設けました。ですが、ここは趣味やパーティなどの「遊び」にも使える空間。広いキッチンで料理教室をしたり、ワークショップやサロンを開くこともできる多様なスペースとして利用できます。大きなウッドデッキも気持ちがいい!

二階は逆にプライベートを大事にしたサブリビングと寝室。洗面とお風呂もまとまっているので、生活感のある気の抜けた場所として落ち着けるような仕様です。

そして、プランが固まってきた所で、通常は建築家がつくる住宅模型を施主が作成します。これも家づくりを「ジブンゴト化」する大切なプロセスの一つです!
自身で床と壁と切り出して、開口部を開け、間取りを立ち上げてみると、より自分が考えたプランが理解できてきます。

『あれ、思っていたより窓が大きいぞ…』
『日が当たらないと思っていたけど案外明るくなりそうだ』
『この導線、こっちにしたら良いかも?』

などなど…気がつくことはいっぱいあります。

坂本編集長も黙々と集中して模型づくりをしていただきました。
模型は2時間ほどで完成。

普段のお打ち合わせでは決めることでいっぱいいっぱいだったりするのですが、この時間はお施主様と設計士がなんてことのない話が出来る、結構良い時間だったりします。

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第3回 実施設計、そして着工

2019/06/02 Sun

坂本編集長が考えたプランをベースに、コンセプトやテーマに合っているか、動線はどうか、と検討を繰り返し、実際のプランが完成しました。出来上がったプランがこちらです。

「あれ?最初のプランとあんまり変わってなくない・・・?」
そうなんです。坂本編集長が考えてきたプランとコンセプトがとっても良かったので、ほんの少しの修正でプランは確定したのです。整理した部分としては、1Fは玄関を入ったらドーンとキッチンが見えてくるので、あまり見せたくない冷蔵庫を目隠し壁で隠し、キッチンのスペースを調整しました。
2Fは、水回りのスペースをゆったりと確保し、WIC、洗濯スペース、洗面をひとまとまりにしたことで、スムーズな家事動線が出来ました。

1Fの土間部分は大判のグレータイル、ダイニングとキッチンは幅の細い浮造りのチークのフローリングで、上品さを保ちつつ、強度のある素材で統一しています。作業場としての使いやすさも大事にし、落ち着いた印象を作りました。

2Fは1Fの上質感は保ちつつも、プライベートゾーンとしての暮らしやすさを大事にしています。清潔感のある明るい印象を持たせるために、ラスティックなメープルのフローリングを使うことに決めました。

そして、土地の方は造成工事に差し掛かっています!まずは一番手前のLIVESの家のための駐車場づくりからです。

もともとあった佐島石の擁壁を壊し、新たに駐車スペースと土を抑えるための擁壁を作っています。駐車場やアプローチ部分の造成が進むと、一気に宅地らしくなってきますね。
ちなみに、元の擁壁で使われていた佐島石は、外構デザイナーさんのアイデアで各棟の家までのアプローチの敷石に使われる予定です。

ただ壊して無くしてしまうのではなく、次へ引き継いでいけるアイデアがあったなんて、個人的に目からウロコでした。(とっても、とってもいいアイデア・・・!)

造成工事が終われば、ついに建物が着工します。
ヴィレッジ完成までの道のりはまだもう少しありますが、着実に完成に近づいてきています。

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第4回 工事中の様子をチラリ。

2019/06/30 Sun

造成工事が終わり、道路と駐車場が整ったLIVES邸。
狭かった前面道路は拡幅され、駐車場にラクラク車が停められるようになりました。
家が立つ土地らしくなりましたね!

造成工事が終わり、まちと県の検査が終わったら、ついに建物の着工にはいります。
まずは基礎工事からです。
基礎の状態は、建物の中身の要素がないので、思っている以上に小さく見えます。個人的な感覚かもしれませんが、私はいつも、「あれ、こんなに小さかったけなぁ…」と感じてしまいます。
でもこれが建物が上棟して間仕切られていくと、家の広さを感じられるようになってくるので不思議なものです。

基礎の養生期間が終わると、ヴィレッジ3棟が一気に上棟しました!
何もなかった広い土地に数日のうちに家が立ち並ぶ姿は圧巻です。

上棟したら大工工事はどんどん進んでいきます。屋根をかけ、サッシを取付け、断熱材を敷き詰めて…このあたりの工程は本当に早く、めまぐるしく様子が変わっていきます。LIVES邸の1Fは、広い土間空間と小上がりのキッチン・ダイニングが広がっています。小上がりの造作部分なんかは、大工さんの仕事の見せ所ですね!

ちなみに、1Fの床材は90幅のチークのフローリングを選定しています。すこし浮造り加工がされており、素足で歩いても心地のよい質感をしています。フローリングは大工工事の中でも早い段階で貼り終えられるのですが、すぐに養生をしてしまうので、クリーニング完了まで見ることができません。どんな風に仕上がっているのか、完成のお楽しみですね…!

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第5回 ついに竣工!完成は終わりではなくスタート。

2019/10/25 Fri

ヴィレッジプロジェクト、3棟とも工事が着々と進んで来ました。
上棟後、完成までは通常お客様と2,3回進捗を確認するお打合せを行います。
現場がはじまってからのお打合せは、塗装の色を決めたり、外構のプランニングを詰めたりと、細かい内容になってきます。
(仕様や設備機器は現場は始まってからは迷う時間はありません・・・!)
坂本編集長にも、現場の状況を確認しに、葉山までお越しいただきました!

現場は床材が貼り終わり、造作家具の大枠が出来ている状態です。
壁面は石膏ボードで閉じられ、塗装用のペンキがボコボコしないように、しっかりと溝にパテ処理を行っています。石膏ボードの黄色と、パテの白いラインや点々がちょっとしたアートのようで可愛らしいですよね!「この状態は今しか見れないから面白いよね。」と坂本編集長も楽しげです。確かに、新築を建てるときは見逃せないポイントかもしれませんね。

この日は、奥の2棟は外壁が貼り終わり、足場も外れていました。
外壁が貼られると、一気に印象が変わりますね。
LiVESの家もここから追っかけでレッドシダーを貼っていきます。

足場が外れると、外回りは外構工事も始まってきます。
敷地の出入り口には駐車場となる土間スペース、建物の外周部はお隣同士の境界を曖昧にしてつないでいくお庭が作られていきます。

そして、出来たヴィレッジがこちら・・・!

外壁と木々、そして青々とした芝生が統一感をつくりあげ、素敵なヴィレッジになりました!建物と建物の間は、各々の庭ではありますが、お隣のお庭も自分の家のもののように、景色として取り込めるのでより広く感じます。バルコニーから見た景色もご覧の通り。

3つのスケルトンハウスが連なる、丁度いい関係性になりました。
植えたばかりの木は年々すこしずつ大きくなり、きっともっと良い場ができあがることでしょう。住む方の成長と共に、お庭も、家も育っていきます。

住んでいる方々で、この程よい距離感で生まれる愉しみを見つけていっていただけることを願いつつ、これからどのようにヴィレッジが成長してくのか、私達も楽しみです。

〈終〉

WORKSはこちらから↓
*WORKS 29「職遊一体の家」/エンジョイワークス一級建築士事務所 スケルトンハウス事例

内装はこんな感じになりました!窓から差し込む光、景色がどこを取っても良いのがヴィレッジの特徴です。
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