BLOG「葉山下山口 中庭ヴィレッジ 「子供たちの成長を見守る巣(家)づくり」」
第1回 下山口 ヴィレッジ計画!
葉山の中でも特に山深さを感じることができる下山口でヴィレッジ計画が進行中です。
しかも、こんな山の中なのに15分歩けば海岸に出られるという山と海との両方を遊び倒せるアウトドア派にはかなりうれしい環境です。休日に何をしようかと妄想が膨らみます!
まずはじめに、周りの環境や敷地形状からこのヴィレッジのテーマと名称を考えてみます。
環境は山に囲まれ里山感があり自然に恵まれています。敷地形状は入口が狭く中に入ると広大なスペースが広がり、奥に行くとまたすぼまっていく形状です。例えると胃袋みたいな形です。
名称は胃袋ヴィレッジ……これだと、住みたくなくなっちゃいます。
なのでちゃんと考えます。
ここの敷地は入口が狭く、一歩足を踏み入れると開放感のあるスペースが現れるところ。
そのおかげで、前の道路を通る人たちや車からの視線などが気になりません。プライベート感が強いです。
今までのヴィレッジと比べても、おこもり感は随一かもしれません。
テーマがなんとなく見えてきたところで、建物の配置も一緒に考えます。敷地の周りに建物を配置し、真ん中に共有の中庭をつくり、おこもり感を高めます。その中庭からは緑の生い茂った山が目に入り、都会の喧騒を忘れさせてくれます。
『中庭ヴィレッジ』に決定です。
(おこもりヴィレッジじゃないのかとつっこまないでくさい。)
今回はヴィレッジに焦点を当ててお話ししました。
次回から、A区画のY邸の家づくりを中心に進めていきたいと思います。
第2回 模型作りの前にレゴの家?を作ってくれました!
前回はヴィレッジのお話しでしたが、今回からヴィレッジの一番奥にあたるA区画の敷地を購入されたY様のスケルトンハウスが建つまでのお話しです。
Y様は都内在住の都内勤務。お子様3人とご夫婦という家族構成です。Y様は都内でも土地を探していましたが、子供たちのことを第一に考え、のびのびと子育てのできる葉山の土地を購入。まわりの自然環境だけではなく、ヴィレッジ内の3軒で共有する庭は、分譲の1宅地を購入した場合ではなかなか実現できない広さと世界観を手に入れられます。
さあ、それではスケルトンハウスを作りましょう!
スケルトンハウスは家づくりノートにあるSTEPを順番に進めていくと家が建ちます。ほんとです。(笑)
まずはじめにコンセプトを決めます。Y様のコンセプトは、将来独立する子供たちが巣立ちやすい巣、社会の荒波に揉まれ壁にぶつかったときにふと立ち返って暫しホッとできるような古巣を!です。スケルトンハウスを巣に見立てて子供たちが巣立っていき、大人になっていく物語が目に浮かんできます!
次は平面で考えるプランニングです。リビングの上にアスレチックネットのある吹抜けと、2Fには家族で趣味や勉強のできるカウンターをつくり、屋上デッキも計画し、間取りはスケルトンハウスならでは?の0LDKとなりました。
そして、立体で考える窓、番外編のSTEPのお施主様が自ら作る模型作りに進みます。模型作りは窓の位置を確認するのにもってこいです。
模型づくりの当日にY様がご自身で作ったパースを見せてくれました。そこにはレゴの家のようなスケルトンハウスが!CG制作などクリエイティブな仕事をされているY様ならではのジブンゴト化とセンスに設計部全員?いや、エンジョイワークススタッフ全員が惚れてしまいました!
パースでも確認できますが、模型でも検討し窓の位置もばっちりです!