研ぎ澄まされる「天窓の家」

徹底的に余計な要素を削ぎ落とす、引き算の美学。
ムダがなく、驚くほど色々考えられていて、
シンプルでありながらも、ユーザビリティ溢れる緻密な設計。
家のどこを見ても、ビシッと直線がカッコいい。
めちゃくちゃテンションが上がる。

1階にガレージを兼ねたピロティ。
現オーナーは、車2台とサーフボード、
薪ストーブの薪を置いてました。
将来、トレーニングルームや個室をつくることも
できるポテンシャルのあるスペース！

この家には袖壁や垂れ壁は一切なく、開けるところはすべて全面開口。
玄関ドアも同様で、廊下の幅いっぱいまでの観音開き。
「外に開くより、中に開いた方が、お客様が来たときに
welcome感があっていいよね」と現オーナー。
確かに。招かれてる感じがする！

玄関はたたきはつくらず、廊下から奥の浴室に至るまで
クリーム色のテラゾー（人工石）で一体に仕上がっているので
外と家とのつながり感がおもしろい。

サニタリーに続く、1階の壁面・階段下は、
ほぼ全部が収納になっています。
扉を閉めたときにフラットな壁面に見せるため、
取っ手は使わず、扉の端に指をかけられるへこみつけられていて、
これがまた直線美のうつくしさを際立てているわけで。
どこまでも考えられていて、「くぅ～！」と、うなってしまう。
ミニマムな家ながら、抜群の収納量で、ものすごく頼もしい！

お風呂場もカッコいいんです。ホテルみたい。
窓を開けるとアジサイが。花を愛でながら足をのばしてバスタイム。
最高。ガレージとつながっているので、
海遊び帰りに直行できるのも魅力。

さ、やってきました2階！この家の主役は2階。
リビングダイニング、キッチン、寝室が
ひとつになった60㎡ほどの大きな一室空間。
空間の中央は、空に開いた天窓が配され、とっても明るい。

北向きの家だからとナメるなかれ。
すごく明るい。差し込む光の線がまた美しく、
塗装された質感のいい壁は、まるで美術館のよう。
リビングのある北側は、折れ戸を開け放つと100％開口部。
北側の光は均一で柔らかので、
窓を大きく開いても強すぎることはありません。

南の光に照らされた借景の緑が素晴らしく。
冬は薪ストーブにあたりながら、ずっとこの景色を眺めていたくなる。
鎌倉の山並みが見渡せる秘密基地感がたまらない屋上デッキも
あります。ここで本読みながらビール飲む。これも最高！

この家に住む前は、都心の真ん中に暮らしていたというオーナー。
この家に住んで、「家とは何かを気づかされた」という。
家が小さくなったから、家具も雑貨も厳選しなくてはならなくなった。
おかげで、お気に入りのものに囲まれて、心がほくほくした。
マンションとは違い、
いろいろ手をかけなければならないこともあったけど、
それはヴィンテージの愛用品を可愛がるようで、
家により愛着が増した。

「タワーマンションとは正反対だよね。
この家は、ひょいっといつでも外に出れる。
ビーサンと短パンで、犬の散歩にいく。
ビーチまでの途中でビールを買って、
サンセット見ながらのむ。もう、最高だよ。
都会では考えられない。こうゆう生活がしたかったから
それが実現したときは、本当に嬉しかった」

「建築家住宅なのに、肩ひじ張ってない。
それが、すごいんだよ」とオーナーはニッコリ。

お気づきの方も多いかもしれませんが、
そう！手塚建築研究所が設計したお家です。

知っていた方も、そうでない方も。
この家にビビビッときた方は、ぜひお気軽にご内見ください。
いつでもご案内可能です。


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