文化がはじまるこの場所で

三浦郡葉山町堀内

152.28㎡

[葉山エリア]

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物件概要

ここは葉山堀内の山側エリア。町で初の西洋建築である東伏見宮別邸のすぐそばです。通りから一歩入った静かな気配は別荘や保養所が新緑のなかにゆったりと構える昭和初期の葉山の風景を感じます。森戸海岸までも徒歩で散策できる絶好ロケーション。東伏見宮別邸は現在あけの星幼稚園として活用されていて、葉山別荘文化発祥の空気を現代にも伝える希少なエリアです。

袋小路状の行き止まりにあるこの家は、堅剛なつくりの鉄筋コンクリート造に、洗練されたディテールの窓が彫り込まれています。ひとつひとつの線が慎重に選ばれた空間構成。設計者とオーナー様がこだわりを詰め込んで計画し長い年月を終えてその役割を一度は終えて佇みます。

主がいなくたったその空間は、乾いた無機質な器のようにもみえます。しかし、窓を大きく開け放つと、爽やかな風が通り抜け、新たな主を待ちながら、風雨に耐え、ひとつひとつの時間の痕跡が深みのある表情となっています。

プランも特徴的で空間同士の連続や、庭やバルコニーとの一体感は木造住宅では見られない開放的なつくりで、鉄筋コンクリートの躯体はそのまま活用して、間仕切りや天井など木部を解体して表していくと、武骨な表情がでてくるはずです。パリの市街地にあるスタジオといったテイストもしくはマンハッタンのペントハウス。そこに風合いのあるラグを敷き、ステンレスがキラリと光るイームズのヴィンテージを置いたら世界観が極まります。壁には海外で仕入れたタペストリー、パキッとしたアートもいいですね。

全体を包み込む色は、グレーが少し入ったモスグリーン。青い空と好対照で広い庭に馴染みます。ルーフトップからは江ノ島や海が見えてきます。船のデッキのような大型のバルコニーから空を見上げると、何て気持ちいいのでしょう！ここからはじまる新たな文化はあなた次第です。

【Ｓ】

物件データ