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第1回 物語の始まり

2019/03/12 Tue

あらわになった構造体。
この状態が一番、当時の大工さんの苦労やこだわり、この建物のこれまでの歴史を感じることができます。

数十年、ここに住む家族を守り、周辺の環境を守ってきた実績は、なによりも信用なるものです。
「この建物をなんとか残して、人々に使ってもらえるようにしたい。」
オーナーのSさんの強い思いから、このプロジェクトはスタートしました。

建物は、スケルトンとインフィルに考えを分けることができます。
スケルトンとは、基礎、柱、梁、外壁、屋根、断熱、などのいわゆる建物の外側の部分。インフィルは内側の部分、つまり、フローリングやクロスなどの内装やお風呂、キッチンなどの設備です。

この建物は、インフィルを解体してスケルトンにした状態なのです。そうすると、いろんな箇所に、今まで見えていなかった傷みが見つかります。

▲元々お風呂があった場所。下の方に目をやると、土台という基礎と緊結されている木材が腐っているのが見えます。

▲二階の天井を見上げると黒ずんでいるところがありました。雨漏りの跡です。


こういった腐食や雨漏りは、インフィルを解体してみないとわからないことです。
今回はまず、このような部分の補修をはじめ、構造補強、断熱材の入れ替え、屋根の全面改修、外壁の塗り替えをして、スケルトン部分を徹底的に直していきます。
そうすることで、「良い箱」としてまた生まれ変わることが出来るのです。建物ってすごいですよね。
まだまだ工事は始まったばかり。

実はSさんとエンジョイワークスとの出会いは、おととしの紫陽花の咲く頃まで遡ります。その話はまた次回のお楽しみに。

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第2回 中古住宅を引き継いでいくということ

2019/04/30 Tue

Sさんとの出会いは2年前の紫陽花の咲く頃までさかのぼります。
エンジョイワークス主催の「現場で教わる中古戸建リノベーション講座」というイベントにご参加頂いたのがきっかけでした。このイベントは、エンジョイが購入した中古の木造戸建てをフルリノベーションする際に、解体や構造補強など、普段見ることのできない過程を見てもらおう、というもの。中古住宅のリアルを体感して頂くイベントで、床下の土台がシロアリに侵食されている様子や、壁内の筋交いが腐食している様子を見て頂き、リノベーションでどういった対処をしていくかを講座形式でお伝えするイベントでした。

↓当時のイベント・物件の詳細はこちら
「葉山堀内ENJOYリノベプロジェクト「海ドン&緑ナイスビューな家」」
https://enjoystyles.jp/index.php?c=project&id=43

イベント時の様子。
所有している空き家をどうするか、はオーナーにとってとても悩ましい問題です。売却したり、取り壊して新しく建築する、という方法も間違ってはいないと思います。ですが、思い入れのある建物ですし、取り壊すことによって今までの街並みを壊すことになる。取り壊して売却した後には、同じような顔の建売住宅が所狭しと立ち並ぶかもしれない。
Sさんも同じ悩みを抱え、エンジョイワークスに相談してきてくれたのでした。

土台がシロアリに侵食されている様子。
リノベーションをしようと思う時、心得ないといけないことがあります。それは、「開けてみないとわからない」というリスクです。ここが新築と大きく異なるところです。雨漏りや床の傾きなどは、目視で確認できるのでわかりやすいのですが、構造躯体の腐食やシロアリの侵食状況は開けてみないとわかりません。
中古物件を購入し、長く住んでいくためには、まず開けてみて建物の状況を知り、適切な対処をしていくことが必須になります。

Sさんの建物もエンジョイワークスのメンバーで視察させて頂きました。建物の状況、どう活用していくか、建物のポテンシャルや改修の必要な個所をみんなで議論していきます。
さて、どのようなアイデアが出てくるのでしょうか。楽しみですね。

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第3回 現場打合せしてます!外壁編

2019/06/04 Tue

今回のプロジェクトは、ただリフォームすることが目的ではありません。オーナーのSさんの、建物を残していきたい、たくさんの人に使ってもらいたいという強い思いから、各方面のプロたちが集結し、プロジェクトチームが発足されています。
まず最初にSさんに今回の建物の利活用の相談を受け、空き家の活用のスペシャリストである不動産・建築コンサルタントの方、たくさんの人に使ってもらう建物だからとしっかりとした構造補強を設計してくれる構造設計士の方、弊社事業企画部の松島、運営サポートをさせて頂くグッドネイバーズの渡部、そして弊社建築設計部の荘司です。
打ち合わせを幾度となく重ね、現場に入ってからもメンバー全員で議論しながら進めています。
時には利用者目線での意見、時には運営面からの意見、時には意匠や建築法規からの意見、といろいろな視点から意見交換をして模索しています。

そんな打ち合わせを今回は外壁編でお届けします!
皆さまもうお気付きかもしれませんが、こちらの建物、住宅にしてはとても広いんです。お庭も広く、梅の木や桜の木、松などこの建物の歴史を感じられる立派な木も残っています。梅の木は今が収穫時期です。

長いことシェルターとして機能してきた外壁も、経年により劣化やひび割れが目立っていました。屋根も一部雨漏れがあり、このままでは利用できない状態でした。BEFOREはこちら。

直すところはちゃんと直そうと、屋根の補修はもちろん、外壁・破風・雨戸の塗装も実施することになりました。
さてさて、じゃあ色をどうするか。
AFTERの写真を見てしまえば、「きれいになったね」という感想に終わってしまうかもしれませんが、この色、すごーくすごーく悩んだんです。
だって、「顔」ですから。今までもそうであったように、これからこの建物はこの色で生きていくのですから。
現場の塗装屋さんにも大変協力頂き、塗装サンプルを用意してもらったり、何色か実際に塗ってもらったり、近くで見たり、ひいてみたり、Sさん自らphotoshopで合成してスタディしてくれたり。

議論に議論を重ね、決定した「顔」がこちら。
メインの外壁色は少し黄色が入ったホワイト、破風や雨戸はアクセントとして、光の具合によってダークグリーンにも見える、深いブルーが入ったダークグレー。
いかがでしょう。
私はとても気に入っています。
こうして、打ち合わせは続いていきます。

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